長崎観光ガイド:旅の記念に

長崎

  • ビードロ
    • 長崎みやげの定番で、日本古来より伝わる手作りガラス工芸品。長崎のガラス製品を「長崎ビードロ」ともいう。喜多川歌麿の「ビードロを吹く女」はあまりにも有名。
    • 美しい藍色(瑠璃色=るりいろ、という)が特徴の酒器「長崎ちろり」や吹くとぺこん、ぺこんという素朴な音を出す「ぽっぺん」などがある。
    • 「ビードロ」とは吹きガラスのこと。板ガラス以外のガラス製品全体をさす場合もある。
    • 「ギヤマン」とはカットガラスのこと。切子細工のガラス製品をさす場合もある。

  • べっ甲
    • 南方の海域に生息している海亀の一種「タイマイ」の甲羅・爪・腹甲を、かんざし・櫛・メガネ・ブレスレット・ブローチなどに加工した装飾品。
    • べっ甲製のギターピックなども有名で、愛用しているプロやマニアも多い。
    • なお、長崎は産出地ではないが、このべっこうの加工技術を生かし、琥珀の加工も盛んである。

  • 手ぬぐい
    • 「まきもの」と言って、くんちの踊町が演し物を始める前に各町の役員が見物客に向かって撒く縁起物。
    • 踊町の役目は7年に1度なので、各町ともそれぞれ趣向を凝らしたものとなっている。
    • 毎年争奪戦になるほど人気があり、一般販売してほしいという要望に応えて最近ではその年の踊町のものがセットで販売され、手ぬぐいの生地でバッグを制作したりと新しいことも始めている。

  • ハタ
    • 長崎の伝統的な凧。ハタとは長崎の方言。赤・青・白の三色で構成された様々なデザインと正方形の菱形が特徴的なものとなっている。
    • 1本の糸で、上下左右の移動、また、回転技など姿勢をコントロールすることが出来る。
    • この移動できる特徴とガラス粉を織り込んだ糸を使って、相手の凧の糸を切る喧嘩凧を行う。伝統行事としては、ハタ合戦といって市内各所の高台で毎年4月に行われている長崎の春の風物詩。

  • 古賀人形
    • 長崎人なら、長崎物語のCMに出てくる「あちゃさん」「ずっきゃんきゃん」「西洋婦人」「かぴたんさん」というフレーズはDNAに刻まれているはず。西洋人・華僑・動物を模した有名な焼き物の人形。

  • 古賀の植木
    • その古賀人形が有名な長崎市東部に位置する古賀地区には昔から植木業者も多く、植木や盆栽、花鉢の栽培が盛んに行われている。

  • 現川焼
    • 赤穂浪士の討ち入りで有名な元禄時代、当時は諫早藩の一部であった現在の長崎市現川町で作られていた焼物。そしてわずか50年で消えた幻の焼物でもある。
    • 理由は藩の庇護を得られず、当時の製陶業は民間の力のみでは立ち行かなかったからとも、原料の赤土の枯渇とも。ただ確実に言えることは、当時の諫早藩は焼物の産地として有名な佐賀藩の支藩だった為、本藩の方から限られた品目のみに規制されていたということのみである。
    • 現在は佐世保の方の窯元でそのルーツを復活し、県の無形文化財に指定されている。

  • 鯨工芸品
    • 鯨消費量全国一の長崎県。かつて今以上に盛んだった時代から鯨の歯を加工したさまざまな工芸品があった。現在でもその加工を行っている工房が市内中心に点在している。

  • 長崎更紗
    • 江戸時代に出島の唐人紺屋で作られた染物。別名・長崎染とも。一時期技術は途絶えていたが、現在では残された資料を基に復刻されている。長崎歴史文化博物館で体験することもできる。

  • 長崎刺繍
    • 長崎ではくんちの演し物の一つ「傘鉾」で使われていることでよく知られている。綿などの詰め物を使い、より立体的な技法が施されているのが特徴である。
    • こちらも長崎歴史文化博物館で体験することができる。希望の場合は事前に連絡しよう。

  • 蚊焼包丁
    • 長崎県産の刃物は「長崎手打刃物」とも呼ばれる。
    • 三和町蚊焼地区は焼き入れに適した水と土に恵まれた刃物の郷。長崎開港以降は南蛮刀の技も取り入れた薄く・強く・切れ味のいい実用にも優れた包丁。

  • レトロ写真館
    • グラバー園内のレトロ写真館(旧長崎地方裁判所長官舎)で、レトロ衣装に着替えて記念撮影ができる。レトロ衣装のまま園内を散策可能なので、文明開化の気分が味わえる。

佐世保

  • 波佐見焼三川内焼
    • 波佐見焼、三川内焼ともに国指定伝統的工芸品。
    • 波佐見焼は昔から生活に根ざした身近な日用品としての使い勝手が重視され、日本全国に広まっていった焼物。
    • そんな背景もあって、手軽で時代の好みや要求に柔軟に対応し、用途に即した、あるいは逆にそういったものに捉われない、自由で新しいデザインや色合いのものも次々と生み出されている。
    • 三川内焼も当時から、そしてもちろん現在も日用品として利用されているが、こちらは平戸藩の庇護の下、献上品として朝廷や将軍家などからも非常に重宝されたという経緯がある。
    • その為、唐子と呼ばれる中国人の子供達が遊ぶ絵柄や、非常に精緻な透かし彫り、薄く軽く、といった非常に高い技法や美しさといった価値を備えた美術品としての発展も遂げてきた側面も併せて持つ。

  • 佐世保独楽
    • 普通のコマとは異なり、佐世保のコマは渋柿の様な形に、足も釘状ではなく剣と呼ばれる短く鋭い槍の穂先の様な形をしている。

  • 真珠
    • 有料道路やリゾート施設に名付けられるくらい真珠の養殖が盛んに行われており、複雑に入り組んだリアス式で波の穏やかな九十九島の海は良質の真珠の産地となっている。


大村

  • 松原包丁
    • 日向の刀匠の一族が松原に移住したのが始まり。
    • 技術は島原や熊本の刀鍛冶の流れを汲んでいて、元々は鎌の生産量のほうが多かったが、今は包丁が主流となっている。

  • 陶磁器 長崎三彩
    • 元々は同県内の現長与町で生まれた陶磁器。(長与三彩)1950年代に復興され現在では大村市の三彩の里で長崎三彩として作られている。

  • 大村湾の真珠
    • 入り組んだ海岸線、極めて閉鎖的な海域のため非常に穏やか、暖流が入らず冬に海水が非常に冷えるという真珠養殖にとっての条件が揃っていた大村湾は古くから養殖が盛ん。
    • 現在神戸に本社を置くTASAKI(田崎真珠)創業者の故・田崎俊作氏も大村市生まれ。

島原

  • 吉光包丁
    • ここの包丁は全国でも珍しい日本古来の「たたら」を踏んで鉄を一から作る。

  • 農機具類
    • 島原は鋤や鍬などの農具が昔から知られ、長崎県の指定伝統的工芸品に指定されている。

平戸

  • 鬼洋蝶
    • 正確には「おにようちょ」と読む。洋蝶は「膺懲」から来ており、「こらしめる」「やっつける」という意味の古い言葉。つまり鬼退治。

松浦

  • 阿翁石
    • 松浦市鷹島の阿翁地区は良質な玄武岩の産出地。室町時代に元寇で戦死した者の慰霊祭のため、それを加工した墓石を製作したのが事の起こり。
    • 墓石以外にも玄関の支柱や彫刻、灯篭などにも用いられ、福岡市箱崎八幡宮の鳥居もここのものである。

五島

  • バラモン凧
    • 五島に伝わる凧で端午の初節句の縁起物。「バラモン」とは「荒くれ者・乱暴者」といった意味から転じた「勇敢な者・元気者」という意味の五島の言葉。
    • 絵柄のモチーフは羅生門の鬼退治で、兜をくわえた鬼の顔、あるいは鬼に立ち向かう武者の後ろ姿という勇敢さを表したものになっている。
    • 裏側には弦と弓が張られていて、凧を揚げた時に音が出る仕組みになっている。
    • この音が悪魔払いとされ、その音が大きければ大きいほど縁起が良いとされている。

  • 珊瑚工芸
    • 長崎の五島沖から男女群島の東シナ海一帯にかけて良質な珊瑚の棲息地。肌色に近い淡いピンク色が最高級とされる。
    • 五島彫りと呼ばれる繊細な立体感を重視する技法が特徴。
    • 近年、資源の再生ペースを上回る中国からの大規模な乱獲・密漁により、五島の珊瑚細工もまた、その希少価値が増し続けている。

  • 椿油
    • 五島の山に自生している椿の実から作られる。
    • 不飽和度が低くベタつきにくい為、食用から和包丁のサビ止め、石鹸・シャンプー、工業用の薬品まで用途は様々。
    • お相撲さんのそばを通るといい匂いがする。とよく言われるのは、髷を結う時に使う鬢付け油に使われている、この椿油の香りのこと。

壱岐


対馬

  • 若田石硯
    • 若田地区で採掘される頁岩を用い造られる手づくりの硯。硯の命とも言われる鋒鋩が細かすぎず、荒すぎず、程よいバランスを保っていると言われている。また、石質が温潤であるため、留墨や發墨性に優れている。水成岩の模様をそのまま生かした装飾品としても利用できるという特徴がある。
    • 起源は平安時代に遡り、紫式部が『源氏物語』を書いていたころ使用していたと言う伝説もある。
    • 江戸初期、当代一の文化人の一人である儒学の大家林羅山の著書『霊寿硯記』には「端渓の美や羅紋の美にも勝る」(中国の最上級とされる硯石)という記録が残る。

  • 対馬満山釣針
    • 江戸時代末期、黒船から対馬藩防衛のため組織された、大砲方という役目に就いていた満山俊蔵が考案した釣針。
    • 大量生産品とは異なり、釣る目的の魚に合わせ勘や経験を生かした職人の手作業で作られるため、「伸びない」「折れない」「手づくり」の釣針としての評判が高く、現在もプロの釣り人などに愛用されている。

  • 最終更新:2014-09-23 09:37:09

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード